類人猿プロダクトのWordPress5.9対応について

皆様こんにちは。類人猿をご愛用いただき・あるいはご興味もってくださりありがとうございます。
さて来る1月25日にWordPress5.9がリリースされます。(およそ半年ぶりの大型アップデート!ドキドキしますね)

類人猿でもブロックパターン本体・LPパターン集のWordPress5.9対応をしており、その対応版を25日にリリース予定でいます。
WordPress5.9に更新した際には類人猿のアップデートもよろしくお願いします。

5.9対応版について

目に見えるような大きな変更はありません。具体的な対応内容としては下記のとおりです

  1. 編集画面のパターン選択画面に出てくる各パターンのプレビュー画面(iframe)にてスタイルが読み込まれなくなるトラブルがあり対応
  2. 編集画面でHeroイメージ(1カラム)のロゴ画像が左に寄って表示されるため、ロゴを表示している画像ブロックの設定を変更

パターンプレビュー画面でのスタイル読み込まれないトラブルについて

類人猿ではenqueue_block_editor_assets()というアクションフックを利用して編集画面用のCSSを読み込み各パターンのスタイルを制御しています。
しかしWordPress5.9からパターンの選択画面で基本的にはenqueue_block_editor_assets()で設定したCSSを読み込まないようになりました。

そこでちゃんとWordPress5.9でも編集画面用CSSが読み込まれるように規定の仕様にのっとったものに変更する必要があるのですが、その仕様に合わせた形にすると現行のCSSファイルの構造も見直したほうがいいなと思ってきてちょっと大掛かりになりそうだったので、一旦ちょこっとハック的なCSSを追加してenqueue_block_editor_assets()でも動くようにしました。

とはいえ、本来の仕様にそぐわないenqueue_block_editor_assets()で読み込ませるのはよろしくないので、仕様に則ったadd_editor_style()関数で読み込みする方式に切り替えるのと、それに合わせたCSSファイルの構造などの変更などを、2月に行おうかと思っています。

次のテコ入れで、各パターンの編集画面の見た目が少し変わる予定でいます。
(編集画面自体にあるべきスタイルと、プレビューで表示されるスタイルの分離を行うため)

5.9でのパターン選択時の画面の崩れについて

WordPress5.9からパターンの選択時に表示される各パターンの見た目の表示について、直接HTMLコード挿入され描画されていた所が、直接ではなくその場所に表示用のiframeが用意されその中で表示されるように変更になりました。

しかしiframe表示がちょっと不安定っぽく、パターンよりかなり大きな領域が確保され、上下に大きな空白が空いてしまう・逆に領域が小さくiframe内でスクロール・スワイプしないとパターンの全容がみえないといったことが起きています。
まだリリース候補版でこの現象が見えるだけなので、ひょっとしたら正式なリリース版ではこの現象が解消されていたりするかもしれません。(がリリース日まで日も少ないので解消されないかな・・・とも思ってます)

ちょっとパターン選択がしにくい状態になるかもしれませんが、挿入後はこれまでどおりですので、ご不便おかけしますが、この事象についてご理解いただければと思います。

私の開発環境でのWordPress5.9編集画面の挙動